QLITRE DIALY

Yo La Tengo Japan Tour 2023 11/10 恵比寿

2023年11月12日

というわけで今週末11/10(金)はYo La Tengoの来日ツアーに行ってきたのだった…!

会場は恵比寿ガーデンホール。恵比寿というとリキッドルームが有名で、確か10年前くらいのYo La Tengoの来日ツアーもリキッドルームで開催されていたような気がする。

リキッドルームのキャパが約1,000人に対してガーデンホールは1,500人ほど。

そのおかげもあって、金曜日の夜というホットな時間なのに、チケットを確保できたのかもしれない。ありがたい。

チケットはソールドアウトしていた。というわけで当日を振り返っていく。

もつ焼きばんへ

最近はライブ前に居酒屋で軽く1-2杯飲んでからいくのが通例だ。アルコールが入っていると、心に火が灯る。

仕事が終わり、恵比寿へついたのが18:00頃、駆け足で恵比寿のもつ焼きばんへ向かう。

「もつ焼きばん」というと祐天寺の名店が思い浮かぶ。同じ店名だが、同じ店というわけではないらしい。

以下のサイトに解説が詳しい。

https://kanzo.jp/archives/2912

ややこしいが、元々は創業者が中目黒にオープンしたのが始まり。その後、弟さんが祐天寺にオープンしたことをきっかけに、中目黒・五反田系のもつ焼きばんと祐天寺系のもつ焼きばんに分かれた、という経緯があるようだ。

自分は祐天寺のばんには何回も行ったことがあるものの、中目黒・五反田系に行くのは初めてだった。

Yo La Tengoのハッシュタグをつけて、ばんの名物・レモンサワーともつ煮をつんつんする。

同じくYo La Tengoのハッシュタグをつけて食べるもつ焼き。安くてうまい。

レモンサワーはナカをお代わりして会計が1,500円ほどだった。

透けブラ

やはりこのことは書かずにいられない。ばんで飲んでいるときに、近くにOL二人組が座っていた。二人とも白いブラウスを着用、くっきりと透けブラをしていた。色々なことを考えながら透けブラを見ていた。外では久しぶりに雨が降っていたので、濡れたことが原因として透けたのかもしれない。とはいえ、あまり濡れてそうにも見えないので、そういうブラウスの仕様なのかもしれないのだった。透けブラというものを見てはいけないものなのか、それとも構わないものなのか、その判断がつかないまま大人になってしまった。透けブラを眺めながら、村上春樹が「完璧な絶望がしないように完璧な文章は存在しない」みたいなことを書いていたことを思い出す。同じことが透けブラにも当てはまるのだろうか。少なくとも自分はこれより完璧な透けブラを見たことはなかった。もし、文豪がこの透けブラを見ていたら、完璧さというものに関しての考えが変わっていたかもしれないな、そんなことを思う。当の本人たちはこちらの視線も気にせずに楽しそうに話している。そっか、金曜日なんだな、と思う。透けブラに一瞥をして、店を出て、雨に濡れながらライブ会場に向かった。

Yo La Tengo

というわけで、いよいよYo La Tengoのライブである。

今回も“quiet and loud - 2 sets show”ということで、2本立てだ。その名の通り、静かめな曲と激しい曲でパートを分ける、というコンセプト。

こんなコンセプトでライブが組める、というのがそもそもすごい。そういわれてみると、ニュートラルな曲は意外に少なくて、静か動に分類できる曲が多い気がする。個別の感想になるが、やはり見どころはloudパートに多かったように思う。これぞUSオルタナ全盛期という、False Alarmで踊り狂った後の、疾走感あふれる瑞々しいギターロック、Upside Downの流れ。ここがベストシーンだった。

正直、この辺で結構泣いてた。

その後のTom Courtenayも勿論やばかったし、最後のBlue Line Swingerはいつまでも続け!と思っていた。

アンコールも3曲やり、かなり満足した内容だった。

前に見たのが10年前くらいだけど、パフォーマンスが全然落ちてない。

3人とも、遠目で見ても、音楽を聴いていてもかなり楽しそうに演奏をしていたのが分かる。

楽しんでいると、瑞々しさ、みたいなものが伝わる。そのせいかもしれない。

おわりに

透けブラのことは帰り道でも、結構思い出していたし、今も思い出している。

これは書かずにいられない…!ではでは。