2026年07月13日
そのLINEグループに入ったのは、独りで入った飲み屋がきっかけだった。スタンド系の居心地のいいお店。常連っぽい雰囲気の方と当たり障りのない話をしていたら、平日に非公式でこの店で飲み会をしている、よかったら今度参加をしてみないか、と誘われたのだった。そのお店は土曜日しか基本はオープンしていないが、常連の人や、お店の人も交えて宴席を設けているそうだった。途中出入り自由のゆるい会だから。そんなことも言われた気がする。あまりそういう会に参加したことはなかったが、面白そうですね、ぜひ参加させてくださいと話して快諾した。週が変わり平日にその会に参加する。幹事の人によると、情報交換をLINEで行っていて、鍵付きのオープンチャットトークルームを紹介される。まぁオープンチャットなので、個人アカウントを晒さなくていいのはよかった。とりあえず入会をしてその日は終える。飲み会自体は楽しかった。そのお店はお酒に詳しい人が集まるタイプのお店だったので、銘酒の話で盛り上がっていたというか、酒を飲みながら酒の話で盛り上がる会はメタ的だなみたいなことを思ったりした。自分は最近焼酎にはまっているという話をした。
ただやはりその後のLINEのやり取りが苦手な感じがあった。LINEは知り合いの人で固まるインターネットだ。XなどのSNSに比べると生々しい情報というか、「人生」や「生活」を感じるような投稿が目立つ。それが心の中に不協和を生む。というのも、僕は後からここに入った存在だ。なので、これまでに交わされた「人生」や「生活」と同じだけの情報を差し出さなければ釣り合わないのでは、という居心地の悪さがある。誰かが近況報告をしたら、全くしたくなくても近況報告をしないといけないあの感じだ。そして自分にはぽっと入ったLINEグループで差し出したい生活や人生の話が何もなかった。それで、一方的に人の情報を盗み見ているような罪悪感すら芽生えたのである。
そんなことをぐちゃぐちゃ考えるのも疲れてきたので退会をした。
心がすこしだけ軽くなった。