QLITRE DIALY

今年はフジロックに行くことにした

2026年03月08日

タイトルの通り今年はフジロックに行くことにした。

「今年は」という表現をした。自分は初めて参加をするわけではない。大学生の頃はフジロックに毎年参加をしていた。具体的には2008年から2011年にかけての4年間は毎年行っていた。卒業して就職してからはなんとなく足が遠のいていて、最後に行ったのは2017年のことだった。

大学生の頃はテントで寝泊まりをしていた。夜もけっこう遅くまで遊んでいたりして、朝の強烈な日差しで目が醒める。ぬるいビールを飲む。だいたいの日が睡眠不足。疲労感は常にあったが、それでも若さで乗り切れた。ちょうどテストシーズンだったので、フジロックが終わった足で月曜日にそのまま試験を受けたりしたこともあった。

卒業して5年後の2017年に行った時はかなり身体がきつくなっていた。このときは二日間の参加だったのだけど、なんだろう、疲れる、というのを通り越して膝が痛かった。若さで乗り切れる年齢を過ぎてしまったのかもしれない。それから9年後のいま、身体の衰えはあの時より進んでいるはずである。だが、行くことにした。

狙いは一日に絞っている。

柴田聡子が出演する7/25(土)だ。

自分は柴田聡子のファンを公言している。デビューしたての駆け出しの頃から応援をしてきた。いわゆる「古参ファン」だ。10数名程度の小さいキャパでライブをしてきた頃からずっと応援してきた。そのアーティストが初めてフジロックという大舞台に立つのだ、これは行かないと確実に後悔をするやつだ。

ちなみに柴田聡子に「後悔」という名曲がある。

他の日に気になるアーティストも多い。例えば7/24のThe xx、過去にレッドマーキーで観たことがあるが、グリーンステージで観るとまた違う感動がありそうだ。砂漠のブルースをかきならすTINARIWENも過去に観たことがあるのだが、その時はメンバー数を絞って不完全な状態だったので、完全な体制でくるのだろうかと気になっている。最終日のMITSKIは観たことがなくて、たぶんホワイトステージなんだろうけど、フジロックのステージで演奏する彼女は最高だろうと思う。とにかく今年は例年に比べてメンツがいいと思う。だけど、自分が現時点で確実に行けるのは土曜日のみなので、土曜日のチケットをまず確保した。柴田聡子が土曜日で本当によかった。この日の他のアーティストもceroKOKOROKOなどが気になっている。

宿のあれこれ

フジロックというと出演アーティストと同じくらい宿問題の話で盛り上がっている。

毎年フルで参加している常連は懇意にしている宿があり、フジロックが終わったらそのまま翌年の宿もおさえてしまう。そのため、アーティストが発表して日割りが出てから宿を確保するともう遅いのである。会場近くの宿はもうほとんど残っていない。

来場者数に対して圧倒的に宿が足りてない問題があるらしい。このあたりについては、noteによくまとめられたエントリがあがっていた。

「フジロックの"宿どうする?"問題を ― 異業種から音楽業界に来た自分が本気で考えてみた」

テント泊をすればいいという意見があるかと思うが、土曜日一日参加ではそもそもテントを張れる場所が確保できるか怪しい。なんとか宿を確保しないといけない。

車で行こうと思ったのでとりあえず駐車券を確保した。車で行くのは初めてだが、重い荷物を背負っての電車移動はそれなりに疲れるし圧倒的に楽なのではと思った。

一日券の場合は、田代・みつまたエリアと呼ばれる場外駐車場が割り当てられる。気になるのは会場からの距離だが、徒歩で行けず、シャトルバスで移動するらしい。

位置関係は苗場金六さんのこのポストなどが詳しい。ちょうど越後湯沢駅と苗場スキー場の間くらいにあるエリアだ。

なので、当日はこのエリアに車を泊めて、そこからシャトルバスに乗り継いで会場へ向かう形になる。

すこし厄介なのが田代エリアになるのかみつまたエリアになるのか、直前になるまでわからないことだ。そうなってくると気になるのは宿のことだ。可能なら駐車場の近くに確保したいが、直前までわからないのでどの宿を抑えればいいのか判断がつかない。

「みつまたの宿を確保したが駐車場が田代だった」

そんなちぐはぐ事態が起こり得てしまうわけである。

また、このエリアの宿にはそもそも駐車場が備えられているケースも多いと思うので、こんな事態も想定できる。

「みつまたの宿を確保でき、その宿に駐車可能なので田代エリアの駐車券が不要となってしまった」

何が起きてるのかわからない。駐車券だって6000円くらいするため決して安くはないのに無駄になってしまったケースだ。

しかも、駐車券はバラ売りはされていない。チケットと一緒でしか購入できないシステムだ。なので宿より先に駐車券を持っているケースが圧倒的に多いはずなのに、こういう矛盾をはらんでいる。このあたりを考えていてフジロック、システムが複雑すぎるということを思うようになってきた。

ただ、それでも駐車券を申し込んでおいてよかったと思った。後述する。

オフィシャルツアー落選

フジロックの宿を確保する代表的な手段としてオフィシャルツアーに申し込む、という方法がある。

あらかじめツアー会社が宿と一定数の部屋を契約しており、ユーザーは先着順で申し込める。

フジロック周辺の宿については、一般的な楽天トラベルなどのサイトに登録されていない個人経営の民宿も多いため、一手に引き受けてくれるのは助かる。ただ、これも人気があるため、倍率はかなり高いようだ。3/6の12:00に申し込みが解禁されると、サーバーの処理が全く追いついていなかった。自分も同行者と2人でアクセスを試みていたがまるでダメだった。気づいたら全てソールドアウト。

抽選にすればいいような気もするが、先着にこだわる理由はなんかあるのだろうか。

その日の夜にダメ元で田代みつまたエリアの旅館に何軒か電話をかけてみた。

「あのーもしもし、フジロックなんですけど」

こんな感じで電話をかける。「フジロックなんですけど」という聞き方もバカ過ぎてどうかしてたと思うが、言いたいことは伝わったようだ。明確な返事が返ってくる。

「ありません」

そりゃそうだろうなと思った。

それでも、中には「うちはツアー会社と契約してるので」みたいな情報を教えてくれる宿もあった。ユーザーからはどの宿がツアー会社と契約しているか見えづらい。電話をかけ続けるのは時間の無駄だと思った。それに旅館の人も全国のいろんな人から「フジロックなんですけど」というバカな話をされているだろうし、ちょっとした迷惑になるかもしれないと思った。

諦めが早いかもしれないが、田代みつまたエリアで探すのはやめた。

エリアを変えて確保した

ここで車で移動していることが活きてきた。電車での移動だと必然的に越後湯沢駅に戻らざるを得ない。ヘッドライナーまで観ると当然終電はないわけだ。そうすると宿は越後湯沢周辺で探す必要がある。だが宿は前述の通り全て売り切れてしまっている。

そこで、車であれば移動の自由が効く。そのため、多少遠いエリアの宿もレンジに入ってくる。山を下れば伊香保温泉で有名な渋川エリアなどもあるが、このエリアはオフィシャルツアーも組まれているので、部屋数は限られている上、価格も高めだと感じた。

そこで、自分は前橋のエリアでホテルを確保することにした。前橋というと随分遠いように思えるが、車で1時間半くらいの距離である。

ヘッドライナーまで観て、シャトルバスで駐車場に移動、そして車を走らせれば3:00くらいには宿に辿り着けるのではないだろうか。そして10:00頃までぐっすり眠って、次の日にゆっくりと車で帰る。

連続で参加するのなら1時間半の距離は微妙に長いが、一日参加だし、帰り道の途中だと考えるとそこまで長くない。それであれば、そのまま深夜車を走らせて帰ればいいじゃないか、という考えもよぎった。しかし、フェス終わりに前橋まで運転できる自信はそれなりにあるが、自宅までの長時間ドライブはきつそうという感覚があった。

ちなみにチケットは土曜日一日券だが、金曜土曜の連泊で宿を確保した。同行者と2名で38,000円という値段だった。平時であればちょっと高いと思うが、フジロック期間中の宿はこれでもかってレベルで値段を釣り上げている。そのことを考えると安めなのではと思う。流石に前橋エリアで宿を構える人は少ないのかと思われる。

概ね以下のようなスケジュールを想定している。

7/24(金)

有給を取る。13:00頃から前橋に向けて出発。もし有給が取れなかったら夜に出発。

ホテルにチェックイン、前橋で飲み食いして楽しむ。部屋でYouTubeで生放送を観るのもいいかも。

7/25(土)

8:00頃にホテル出発。会場に10:00頃到着。シャトルバスで移動してフジロックを楽しむ。

ヘッドライナーを観た後に駐車場に移動。翌日3:00頃にチェックイン。

7/26(日)

ぎりぎりまで寝てチェックアウト。前橋で昼飯を食べてゆっくり帰る。

とまぁこんな感じの計画である。結構現実的な線であると思う。

場合によっては前橋のホテルを拠点に金曜日の夜券(18:00以降入れるチケット)で遊ぶこともできるかもしれない。

その場合はホテルチェックイン後に、越後湯沢周辺のコインパーキングに車を泊めてシャトルバスで苗場に移動、夜に帰ってきてまた前橋に戻る。いや、これは結構きつそうだな。

おわりに

前橋エリアというちょっと遠めの場所だが、「宿が見つからなくて日々情報収集をしている」という状態からはとりあえず抜け出せたのでよかった。あとは決められた手札で最善を尽くすだけだ。久しぶりにフジロックに行けるので準備段階から楽しみたい。また何かあれば書く。ではでは。