2025年02月24日
昨日の2/23はPASSiON RECORDSの7周年企画、『Thanks!』へ行って来た。
昨年にアルティメット横転をしてから、あまり活動ができていなかったせいか、その空白を埋めるように今年はライブの予定を結構いれている。このPASSiON RECORDSの企画は最近はまっているバンド・超右腕が出るということで、参加をすることにした。超右腕はXのタイムラインでライブ映像が流れてきてそれ以来すっかり虜になってしまったバンドである。
そういえば、初めて超右腕のライブを観たのがゲスバンドのレコ発企画。2024年10月12日(土) は池袋Admでのイベントのことだった。前述したアルティメット横転をしたのが、その一週間後の2024年10月20日のことで、運命のいたずらがありもし時期がずれていたら、ライブを観れていなかった可能性もある。今回も無事な身体でライブ参加をできたことに感謝しつつ当日の記録へ。
イベント自体は14:00頃からやっているが、お目当ての超右腕はラストの21:00から。
通して参加するのは厳しい長さかな、ということを思っていて、18:00のゆ~すほすてるあたりから参加しようと考えていた。
とはいえ、家にいてやることもなかったので、見込んでいた時間よりも早く16:00前には吉祥寺へついていた。
ちょうど良い時間だったので、16:00開始のどついたるねんをまずはみる。
名前を聞いたことがあるが、実情をよく知らなかったバンド。おそらくだが、今回のイベントに参加しているバンドで一番知名度があるのではないだろうか。
感想は一言でいうとよくわからなかった。
これは良いとか悪いという話をしているわけでなく、そういう次元の話であれば間違いなく良かった。
30分間のライブの間、時間を忘れて楽しんでいた。では何が楽しかったのかと聞かれるとよくわからないというところに収束してしまうんである。
MCは意味不明だった、登場して「おいっすー!」って連呼したりしてた、演奏もいきなり始まるし、歌詞も放送禁止系の用語があった気もするし、「ラッキークッキーもんじゃやきー!」などの懐かしいネタを叫んでいる場面もあった。
いまWikipediaを読み、どついたるねんがどういうバンドなのか理解しようと努めているが、やはり一体どういうバンドなのか全く分からないのである。全世界の人が説明を編集できるWikipediaを読んでも良くわからないのだ。たった一回ライブに参加しただけの俺がどついたるねんはこういうバンドだ、みたいなことをずばり言い当てるのはかなりおこがましい気さえする。とにかくよくわからなかった。ただ楽しかった。それしか言うことがない。
ライブが終わったのが16:30頃、次のゆ~すほすてるの開始まで時間があったので、小休止。
街をぶらぶらすることにした。
吉祥寺に来たら絶対に食べたいのが吉祥寺さとうのメンチカツバーガーだ。
このさとう、質の高い牛肉を用いてレストランや惣菜店を運営するグループである。
一角であるステーキ店の築地さとうは、世界中のステーキを食してランキングをつけるドキュメンタリー映画「ステーキレボリューション」に登場、その中で世界二位という高評価をされた実績がある。
築地さとう自体はとんでもなく高いので、なかなか食べられないのが実情ではある。
吉祥寺さとうはそんなさとうグループの質の高い牛肉を使ったメンチカツなどを提供する総菜店、リーズナブルな価格で食せるので財布にうれしい。
名物のメンチカツは非常に人気のある商品である。連日、長蛇の列ができる。そのため、回転を考慮してなのか、メンチカツを含んだ商品を希望する人とそれ以外を希望する人で2つに列を分けている。
メンチカツバーガーはその名の通り、さとうの名物であるメンチカツを挟んだバーガーだ。しかし、購入する場合の分類はメンチカツ以外の列になる。直感的に理解がしづらいが、総菜としてのメンチカツとメンチカツバーガーは別物という扱いなのである。つまり、メンチカツバーガーのみを購入する場合は、そこまで並ばなくても良いのである。
食べているのは確かにさとうのメンチカツである。しかし、そこまで並ばなくてもありつけてしまう。
いうなればちょっとしたバグを突いてしまったときのような背徳感がある。それがうまさに拍車をかける。
吉祥寺さとうのメンチカツバーガーがうますぎたので、食後に人生でやるべきことを全て成し遂げてしまったかのような虚無感に襲われてしまった。 pic.twitter.com/D99Fxch2b1
— QLITRE (@kuri_tter) February 23, 2025
値段も650円と手頃。吉祥寺に来たら絶対に食べておきたい逸品だ。
吉祥寺さとうで腹を満たした後は、まだ少し時間があったので日高屋へ。
ガソリンの香りがしてる pic.twitter.com/hFJ15KPwBx
— QLITRE (@kuri_tter) February 23, 2025
さいきんライブ前には日高屋で軽く飲み食いをしてから会場に入ることが多い。
ライブ会場がある街のご当地居酒屋に入っても良いのだが、やはり調査の手間もあるし、会計が思ったよりかかってしまう、などのリスクも存在する。目的は居酒屋の時間を楽しむことなのではなく、ライブ前に一杯やってちょっと良い気分になりたい、というところにある。
日高屋はだいたいどこの街にもあるチェーン店だ。価格と味は統一されている。ぶれるリスクはほぼない。
安定して気持ちを最高の状態に持って行ける。これからも俺は日高屋に通い続けるだろう。
日高屋で良い気持ちになったので、ライブ会場である吉祥寺WARPへ。まずは京都出身のゆ~すほすてる。
ゆ〜すほすてるホンマに最高だった、インディーバンドの良さの全てが詰まってた。。 pic.twitter.com/bfQXv7VVBd
— QLITRE (@kuri_tter) February 23, 2025
良質なインディポップ。印象的だったのはごっつさんのヴォーカル。
ひと昔前のジュディマリのYUKIを彷彿とさせる声質のように感じたが、見た目は中性的で、そのギャップに心がずっと動かされていた。
ごっつさん自体は6月のライブをもって、活動休止に入るらしい。節目となるタイミングで素晴らしい演奏を聴けてよかった。
今回のイベントは再入場自由だったので、転換時に近くのコンビニで酒を飲んだりして時間を潰していた。経済的にうれしい。
次のTHE DO DO DO's。拠点は千葉県らしいが、キャッチコピーは「はるか800光年先Sgt.Pepper's星から千葉県に不時着したベースレス3ピースバンド THE DO DO DO's」となっている。
ベースレス3ピースバンドというのが、かの西宮のキングブラザーズを彷彿とさせてかっこいい。キャッチコピーから想像できる通り8ビートのロックンロール系のバンド。
ロックンロール嫌いな人なんかいないよな…って思いながらずっとテンションあがってた。
THE DO DO DO's、初見だったけど鳥肌たつレベルでよかった、ロックンロール嫌いな人なんていないので…。 pic.twitter.com/sVfz79jSgx
— QLITRE (@kuri_tter) February 23, 2025
近くにミニストップがあったので、酒を飲んだり、ポテトフライを食べたりしてた。ミニストップのポテトフライ初めて食べたけどうまかった。
続いて新潟出身の「キラキラローファイポップデュオ」というコピーのperwinkles。
periwinklesも本当によかった!USインディっぽい感じでめっちゃいい雰囲気出てた。 pic.twitter.com/HkvX9jnlBf
— QLITRE (@kuri_tter) February 23, 2025
ドラムとギターボーカルのみという編成から想像してしまうのはホワイトストライプスだけど、ジャンルとしてはローファイポップ。
歌詞はだいたい英語、MCも英語と日本語が混じってて、ハーフなのかな?って思って生い立ちが気になった。
センスが日本離れしているというか確かにUSっぽい感じ。何も知らない状態で聴いたら絶対に洋楽だと思う。音源を聴き込みたい。
最後に大トリの岡山出身の超右腕。ちなみに読み方は「ちょうみぎうで」ではなくて「スーパーウワン」。
りりこさんのちょっと芯から外れたくせになるボーカルとななこさんの直線的で力強いボーカルのかけあいが同居しているのが奇跡的に思える。
超右腕「ビール」 2025.02.23 @吉祥寺WARP pic.twitter.com/ZEQUBCqT7R
— QLITRE (@kuri_tter) February 24, 2025
拠点としている岡山にはなかなか気軽にはいけないので、遠征して東京に来てくれる時はなるべく行きたい。
MCで、来月に再び東京にやってくること、新譜の制作も始まるということを聞けてよかった。
やはり現場に足を運ぶと情報がいち早く入ってくるというメリットがある。
以上、PASSiON RECORDSの7周年企画、『Thanks!』のレポートであった。
久しぶりのフェス型イベントの参加、初見のバンドがほとんどだったが良いバンドばかりだったので、また音源を漁ったりする楽しみが増えた。
値段もリーズナブルだったので大満足のイベントだった、これからもPASSiON RECORDSを応援したい。ではでは。