QLITRE DIALY

買ってよかった、シャトルシェフ!!

2025年03月03日

あぁ 楽しいな

何百年ぶりだろう

こんなに心踊るのは

シャトルシェフを買ってからというもの毎日が楽しい。

購入したきっかけとしては、ゆーすけべーさんが運営するブログで紹介されていた以下のエントリより。

2024年に買ってよかったもの「シャトルシェフ」

上記のエントリにて紹介が詳しくされてはいるものの、こちらのブログでも簡単に紹介をしよう。

シャトルシェフはタンブラーなどの保温容器で有名なサーモス社が販売している調理鍋である。

どんな商品なのか…言葉で説明するより写真を見た方が伝わるだろう。

外側の保温容器と調理鍋の2層に分かれている。

このようにすっぽりと入る。

サーモス社が出しているということで想像の通り、保温技術の粋を詰め込んだプロダクトである。

どういう商品なのかを一文で紹介するとこうなる。

「調理鍋を保温容器に入れて蓋をすると、その時の温度を長時間保ってくれる。」

言ってしまえばこれだけである。シンプルな機能である。が、料理をする上で面倒な工程である「弱火でじっくりことこと」を鍋に入れて蓋をするだけで実現できてしまう。

これはどういうことか、簡単なゆで鶏の調理過程と一緒に伝えよう。

まずは鶏を調理鍋でゆでる。

水とネギと鶏モモを入れて沸騰させる。

沸騰したら保温容器に入れる。

蓋をする。

あとは30分待つ。

蓋をして放置している間も熱が保たれているので、「弱火でじっくりことこと」と同様の熱が食材に入ることになる。

以上。このようなジューシーなゆで鶏ができる。こんな簡単なのに、おいしい、弱火でじっくりことことはおいしいのだ。

それにしても「弱火でじっくりことこと」は素でやるにはけっこう厄介な工程だ。

時間もそれなりにかかるし、火を使い続けないといけないので、台所から離れるわけにはいかない。「弱火でじっくりことことやっていたつもりが、汁が沸騰して噴き出してしまった」みたいな失敗もあるだろう。

シャトルシェフを使えばこの敬遠しがちな「弱火でじっくりことこと」が驚くほど簡単になる。

電気を使う必要もない、そのため置き場所を選ばないのもポイント。光熱費の節約にもなるだろう。

サーモス社がレシピを公開しているのもうれしい。

シャトルシェフというアイテムのおかげでシンプルな工程で作れるものが多く、食卓のレパートリーが増えて楽しい。で、ここに載ってるものは大体うまい。弱火でじっくりことことはおいしい。

サイズや色は選べる。自分は3.0Lの3~5人用をチョイス。

以上紹介だった。大体1万円~2万円くらい価格レンジで、そこまで高くないのもいい。

超おススメのアイテム。

チャーシューを作ってみた

ここからが後半部分。

以前のブログで紹介したように自分は低温調理機も保有していて、それで毎週のように低温調理チャーシューを作ってる。

低温調理機とコンテナで極上チャーシュー作りがはかどった話

このチャーシュー、超うまくておすすめなのだけど、このシャトルシェフの保温機能を使えば似たようなことができるのではないかと思い試してみた。記録も兼ねて、その工程を紹介する。

材料 1セット分

たれ原料

  • 長ネギ :1本(青いところのみ)
  • にんにく1かけくらい
  • 生姜:1かけ
  • 八角:1かけ
  • 濃い口醤油:150cc
  • みりん:100cc
  • 酒:50cc
  • 水:250cc

以上が基本の具材。おこのみで以下を加えることもある。

  • 豆板醬
  • ホアジャオ
  • マーガオ
  • 鶏ガラスープの素

豚肉

  • 豚肩ブロック 400g(バラでもモモでも可)

資材

  • ジップロックL
  • 料理用温度計

作り方

たれ原料を入れて煮詰める

ネギがくたっとなったら火を止めるくらいな感じ。

豚肉に塩を振っておく。

※紹介している材料は1回戦分ですが、2回戦やったので2ブロックあります。

たれが冷めてきたころにたれと豚肉をジップロックに投入。

ジップロックの空気はよく抜いて、疑似的な真空状態を作る。

水に沈めるとするする空気が抜けるのでオススメ。

調理鍋に水を入れて70℃くらいまで加熱する。

あとは保温容器に入れて1時間半放置する。

1時間半後に開封、温度チェック。

計測したところ58℃となっていた。

調理としてはこれで終わり。こんな感じの見た目になる。

食べてみた

まずは取り出した図。おお、ちゃんと熱が通ってるように見えるが…。

断面図。ちょっと赤身が残ってる気がする。

さらにスライスする。

終わりの温度が58℃と低めだったので、やはり熱が通り切ってないような印象がある。

何回か引用しているが、厚生労働省によると、豚肉に関しては63℃で30分以上加熱していることが一つの安全基準となっている。

豚の食肉を、調理等を行い直接消費者に販売する場合は、豚の食肉の中心部の温度を 63℃で30 分間以上加熱するか、これと同等以上の殺菌効果がある方法で加熱殺菌しなければならないこと。

豚の食肉の基準に関するQ&Aについて - 厚生労働省

70℃で熱を通し始めたものの、最終的に58℃まで下がっていたことから、食べる際は表面に熱を通した方が安全だろう。

油を軽くひいて鉄なべで強火で焼き上げる。

表面にしっかり焦げ目をつける。

あとは白米にのせる。

がちでうまかった。

低温調理機との違い

最後に低温調理機との違いについて触れておく。

実食して非常においしかったこともあり、シャトルシェフで低温調理を行うことは充分に可能という印象を受けた。

ただ、低温調理機の方が熱を通す温度と時間を保証できるので、仕上がりには多少差があるという感じがした。

以下は63℃2時間でキープした低温調理機で作ったチャーシューの断面図。

上のシャトルシェフの写真と比べると、熱がむらなくしっかり通っている印象がある。

今回は70℃程度で保温を開始したが、75℃くらいにした方が安全かも。

まさにこのあたりの温度感を詳細に検証しているブログがあった。参考になる。

シャトルシェフで低温調理

おわりに

買ってよかった、シャトルシェフ!!

ではでは。