2026年11月08日
週末にNOT A HOTEL KITAKARUIZAWA BASE Mに泊まってきた。
このブログでも何回か触れたことはあるが、自分は数年前にNOT A HOTELのMEMBERSHIPカードを購入した。これは一年に一日だけ、どこかのNOT A HOTELに泊まれるキーがもらえるというNFT。今年は2回目の利用で、KITAKARUIZAWA BASE Mがあたった。ちなみに昨年は福岡だった。
軽井沢というと東京から新幹線で簡単に行けるイメージはある。しかしNOT A HOTELがあるのは北軽井沢エリアだ。鉄道駅から離れていて、移動は車が必須となる。

軽井沢との位置関係はこんな感じ。
さいわい自分は車を持っている。神奈川の自宅から車で向かうことにした。
高速でいきなり軽井沢まで走ってもよかったのだが、せっかくの旅行なので道中も楽しみたい。そこで、頭文字Dにゆかりのある、「峠の釜めし おぎのや」で釜飯を食べ、主人公の藤原拓海と佐藤真子が限界バトルを行った、「碓氷峠」を抜けて軽井沢へ向かうことにした。
車の旅行だと荷物の量を気にしないで済むのがありがたい。一眼カメラを久しぶりに引っ張り出して写真を撮った。
以下写真と共に振り返る。
家を8:30に出発。12:00くらいにはつきたかったが、混雑もあったりして13:00頃に第一目的地のおぎのやに到着。
藤原拓海のAE86と佐藤真子のシルエイティが展示されている。
中は土産物屋とイートインコーナーが併設。
名物の「峠の釜めし」で腹を満たす。これが自然な味わいで、かつ量もそこまで多くないのでドライブ中の腹ごなしにちょうどいい。
その後に碓氷峠に入る。
碓氷峠は抜けるまでカーブが184個あるワインディングロード。頭文字Dでも「直線がほとんどない」という評価をされている。
制限速度が40km/hで設定されている区間が多いが、その速度をキープするのがなかなか難しい。
途中の熊ノ平駐車場で下車して周辺を散策した。
紅葉が色づきはじめており綺麗だった。
その後、難所とされるC121などを抜けて無事に走破。軽井沢入りをしたあとは事前におすすめスポットとして教えてもらっていた白糸の滝を訪れることにした。
ここでひとつ。NOT A HOTEL宿泊の面白いところの一つにAIコンシェルジュ Kevinの存在がある。
チャットボットなので、通常だったら聞くのを遠慮してしまうようなことも気軽に相談ができる。
今回は設備に関することなどやおすすめアクティビティなどを聞いた。


AIだとハルシネーションが気になるところだが、とてもよくできている。というのもAIが回答できない内容では人間のオペレーターに変わる仕組みとなっている。例えば白糸の滝は13:00くらいにいくと混雑している?というような質問をしたら、人間のオペレーターに切り替わり回答をくれる。世の中にはあまり体験のよくないチャットサービスが跋扈しているが、この2枚体制のおかげで非常に信頼感があり体験がよい。
白糸の滝についたのが15:00過ぎくらい。もともと15:00にチェックインをする計画だったがすこしおしてしまった。
シャッタスピードを長めに設定して写真を撮る。一眼だとこういう遊びができてよい。しかしこうしてみると確かに白糸という感じがする。
その後にNOT A HOTELまで移動。

全体を通してこんな感じで移動してきたことになる。
一個の建物で構成されたFUKUOKAと異なり、KITAKARUIZAWAは広い敷地の中に建物が点在している構成。

ENTRANCE GATEはバーが降りているが、スマホアプリから解錠できる。併設された機械に四桁のキーを直接打ち込んでも解錠は可能だが、アプリを使えば車からわざわざ降りなくても昇降が可能となる。それだけの違いといえばそうなのかもしれないが、こういうところにユーザビリティ追求精神を感じる。
敷地内の様子。普通に林だ。写真撮れなかったけど鹿とかもみた。
カーポートが設置されており2台まで駐車可能となっている。
ハウスも同様にアプリから解錠が可能。
中に入ってとりあえず中の写真をぱしゃぱしゃと撮る。
オーナーはたぶんこんなことをしないのだろうが、MEMBERSHIP会員の自分は次にいつこれるかわからない。
できるだけ記録はしておきたい。
今回は妻との二人での滞在だったが、BASE Mはスペックとしては最大4名まで可能らしい。大きめのダブルベッドが2つ配置されている。

ハウス内コンビニというシステムがある。好きなものを取って飲み食いしてよくて、清算はチェックアウト後に。この清算もアプリからできる。当然と言えば当然だが市販のものより相場は高めだ。

NOT A HOTELで特筆すべきはなんといってもバスルーム。

だいたいどこの部屋もサウナが備え付けられているらしい。アロマオイルとバケツも用意されていて、セルフロウリュも楽しめる。

面白いのがコントロールを備え付けのiPadから行う点。これにより好みの設定温度を楽しめる。ほか、空調や照明のコントロールやプロジェクターの出し入れなども。部屋に関することはだいたいこのiPadアプリでできる。
とりあえず到着後にすぐにサウナに入って、長時間ドライブの疲れを癒した。
浴室を抜けるとすぐにテラスがある。水風呂も桶にためられるが、この時期の軽井沢は普通に寒い。一応溜めてみたけど冷たすぎて、外気浴のみで十分だった。
到着後に動画も撮ったのでこちらの方が中の様子がよくわかるかも。
NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA BASE M pic.twitter.com/WB6vGlsxVT
— qlitre(くりったー) (@kuri_tter) November 8, 2026
夕食は車ですこし移動して地元の食堂で食べることにした。敷地内にもレストランがあるのだけど、すこし価格が自分には高めだと感じたのと、地元のレストランで食べるのも良い思い出となるような気もしたから。
上州牛のステーキなどを食べた。
隣に座っていた夫婦とちょっと話す。近くのホテルに泊まっているそうで、よく軽井沢、中軽井沢にはくるが、北軽井沢エリアに来るのは初めてだ、みたいなことを話していた。自分にとって軽井沢とは一つの大きなエリアくらいの感覚しかなかったので、細分化して捉える人もいるというのが面白いと思った。渋谷と奥渋みたいなものか。
夜道は街灯も少なくかなり暗くてちょっと驚く。車のライトを上向きで走行する。
ホテルに戻ってようやく飲酒を開始した。

コンビニで買った軽井沢ビール。

ハウス内コンビニのVERTERE

グラスなどもあらかた揃っているので助かる。

あと持ち込んだ大石E.Q.D。これは家の近くの籠屋という酒屋で薦められて買ったお酒。ラム樽をつかって焼酎を作るという限定プロジェクトで出来上がった逸品らしい。焼酎なのだが、確かにラムの味わいが染み込んでいる。ウイスキーっぽい味わいに近いと自分は感じた。

食器もおしゃれなものが揃っている。セブンイレブンで購入したウインナーを盛り付けただけだが、気分があがる。
外に出ると、焚き火もしてみた。ほとんど経験がないが固形着火燃料も用意されていて、ちゃんと火をつけることができた。
寒空のもとで焚き火で暖をとりながら飲むお酒は格別の味わいがする。
例のごとく飲みすぎてしまった。
8:00過ぎに起床し、朝サウナをする。爽やかな高原の空気で行う外気浴が非日常の極みという感じがした。
朝食は施設内の「GRASS VALLEY」でクロワッサンサンドを食べる。
朝食が9:30からと少し遅めの時間。部屋に戻ってくると10:00を回っていた。チェックアウトは11:00なので、最後にシャワーをあびたり、コーヒーを作ったり、片付けをしたりして終了。チェックアウトもアプリから行えて、本当にチェックインからチェックアウトまでアプリで完結してしまった。
帰りは再び碓氷峠を下りで走行して帰る。別のルートで帰ることも考えたが、頭文字Dのバトルは下りのコースで行われたため、やはり下りの碓氷峠を走らないと聖地巡礼をしたとはいえない。
爆音でユーロビートをかけながら最大の難所"C121"を走行。スピードは全然出ていないけどテンションは最高潮だった。
碓氷峠C121 pic.twitter.com/2okm5xbVk4
— qlitre(くりったー) (@kuri_tter) November 8, 2026
漫画にも登場するめがね橋。
上にも登れる。碓氷峠を上から捉える。
その後、無事に峠を抜けて麓の玉屋ドライブインでソースカツ丼を食べる。
提供まで40分くらいかかってオーダーが通ってるのかやきもきした。歴史のある店でだいぶ年を召した方が運営されていたので、あまりきびきびと作れないのかもしれない。特に何もせずボーっとしていたのだが、たまにはこういう「ただ待つ」という時間があるのも悪くない。
その後は富岡まで移動して、永井食堂のもつっ子を購入。

渋川にある永井食堂はトラックドライバーの聖地とも呼ばれる人気店。富岡のこちらは飲食はできず、持ち帰り用のもつっ子の販売のみとなっている。

これを買うのも今回の旅の目的の一つだったのでうれしい。
以上、NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA BASE Mの滞在記であった。
NOT A HOTELの宿泊体験は当然にすばらしい。なんていうか置いてあるものの全てが最高級というかUXの極みという感じ。ただ、今回は泊まる場所がランダムで決まるMEMBERSHIPカードの偶発性のすばらしさを感じた旅程だった。
通常の旅行であれば、「どこどこに行きたい」という目的が先にある。その後に宿泊先が決まるケースが多い。MEMBERSHIPカードはその逆だ。先に宿泊先が決まる。そして、その後に計画を練っていくことになる。そのため、普段ならおそらく思いつかないような行動が生まれる。今回の旅程をざっと振り返る。おぎのやで釜めしを食べた。碓氷峠を走行した、Kevinにおすすめされた白糸の滝へ行った。NOT A HOTELへ宿泊した。翌日は碓氷峠を下った。そして永井食堂のもつっ子を買うという流れだった。頭文字Dや永井食堂はもちろん好きだ。だが、それのみを目的として遠征をするかと問われると、おそらくはしないと思う。たまたま北軽井沢に泊まることになった。そしてたまたま自分の好きなものがはまっていった。それが偶然を味方につけているような、幸運が降ってきてきたような感覚があり楽しかった。ランダムに旅先が決まるの面白いです。来年はどこになるか、すでに楽しみにしている自分がいる。
ではでは。