QLITRE DIALY

家を買って、家主になった話

2024年06月27日

Xでポストをしているので、フォローワーの方はご存知かと思うが2024年の5月にマイホームの購入をした。新築、戸建て建売住宅である。

35年ローンを組んでの購入、言うまでもなく人生でいちばん高い買い物だ。家を買うという経験は人生で何度もあることではないので、購入までのプロセスとか、購入に至った考えなどを記録しておこうと思う。

物件概要

新築戸建建売、2階建て、3LDK+Sで床面積90平米くらい。駐車場一台。

地区は川崎市の西の方、多摩川より西。駅徒歩15分以内という感じ。

家族構成は妻と二人。

購入動機について

これに関しては家を買った話をすると大体きかれるが、「年齢的にそろそろかなと思った」というように回答をしている。

自分は今年で35歳になった。ローンを35年で組むことを考えると、ちょうど70歳の頃に返済が終わることになる。これが5年ずれると75歳である。70歳までならなんとか働けるかな、それ以上はちょっと怪しいという感覚がする。

あまり引っ張りすぎると銀行もお金を貸してくれない、みたいな話も聞いたことがあるし。それで「年齢的にそろそろ」である。

あとは物価の問題。

ご存知の通り近年、物価の上昇が甚だしいので、いま買っておかないと、後で買いたいと思ったときにもっと高くなるかも、と思った。

なぜ新築戸建てか

賃貸か持ち家か、マンションか戸建てか、新築か中古か、みたいなファクターで永遠に論争がされている。恐らくどの選択肢にもそれぞれ利点や欠点があるんだろうけど、その中で自分は新築戸建てを選択した。その理由について書いていく。

戸建てにした理由

まずは戸建てにした理由について。

同じ広さの住むとした場合、金銭的に得なんじゃないかと思ったから、というのがある。

もともと中古マンションの内覧を申し込んだのが今回の購入活動の始まりだった。

そこで案内をしてくれた不動産屋の人にいろいろと教えてもらった。曰く、マンションは管理費、修繕費、駐車場台というランニング費用が発生して、安く見積もっても3万円はかかる。中古マンションは初期費用は確かに比較的に安い。しかし、例えばローン期間の35年住むことを考えたらなんと1,260万円になる計算。それなら新築戸建てが買った方が得だ、ということだった。

あまり考えたことがなかったけど、その通りだと思った。

戸建ての場合は管理費、修繕費、駐車場代がかからないというのはコストメリットがある。

もちろん、戸建てでも、将来的に劣化することを見越して一定の金額を自主的に積み立てる必要がある。ただ、強制的に撤収されるマンションに対して、戸建てであればその金額を自分で運用することができる。一応ほそぼそと投資はやっているので、同じ金額の買い物をしたときに投資に回せる金額を捻出できるのは一つのメリットだと思った。

次に、住環境的な側面から。

社会に出てからはマンションに住んできたけど、壁一枚隔てたところに隣の人がいるというのはちょっと気になる。自分は子供時代を戸建てで過ごしてきたので、やはり戸建てが欲しいな、と思った。

最後になんとなくテンションがあがりそうというのがあった。

俺が家主だ!ツイートをしたかったというのがある。

新築にした理由

次に新築にした理由について。

ストレートにせっかく買うのだから新しい家に住んでみたいという好奇心があった。

小さい頃に新築の戸建てに住んでいたことがあるのだけど、あまり記憶が残っていない。なので、新鮮な気がすると思った。

あとは金銭的な所に目を向ければ、住宅ローン減税という制度がある。

およそ10年の間、ローンの残額の何パーセントという形で、税金が戻ってくる。

中古の場合、確かに初期コストは安いけど、借りている金額が少ない分、減税で返ってくる金額は新築に比べると少なくなる。

また、減税期間が終わって仮に売ることになった時に新築から10年落ちの家と元々中古でさらに10年住んだ家では資産性が大きく変わってくる。

以上のような考えがあり、新築戸建てにした。

住宅ローンのタイプ

これも固定か変動かというところで意見が分かれそうだが、今の情勢だと(多少上昇が囁かれているけど)変動金利一択なのかな、という感じがする。

三井住友銀行の住宅ローン 金利水準推移によると、変動型の金利はここ15年ほど変化しておらず、固定より安い。

https://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/shinki/kakokinri.html

しかし、変動金利の利率が毎年変わっておらず、固定金利の利率が変化しているというのはパラドックスじみていて面白い。

銀行からすると、固定金利の場合は、長期間での一定利率になるので、毎年慎重に利率を調整する必要がある、一方で変動金利の場合は、適当なタイミングで変更できるので、変える必要がない、みたいな理屈なのかも。

借金をするということ

ローンは言うまでもなく借金。

抵抗がある人もいるかと思うが、自分は割と肯定的に捉えている。

そんなにでかい会社で働いているわけではないが、基準となる2.4%程度の金利から、さらに優遇的に安い利率で借りることができた。

他の金融商品と比較をすると、例えばインデックス連動型の投資信託の年利は低く見積もっても4%ほどと言われている。

そうすると、まとめて一括でお金を出すよりも、ローンで借金をして返済をできるだけ先延ばしにする。浮いたお金で適当なインデックスファンドで運用をした方が遥かに得という計算になる。

自分はもちろんまとめて一括でお金を出せるような貯金はないが、仮に一括で購入できたとしてもこの金利なら借金をするだろう。

というわけで繰り上げ返済をする気も今のところなく、借金を抱えたまま生きていく予定。

おわりに

以上、家を買った日記でした。

遊びに来たい人がいたらXで連絡をください。ではでは。