QLITRE DIALY

新サービス"meshi-log"をはじめた

2025年10月03日

先日、新サービス"meshi-log"を開始した。

その名の通り飯屋に行ったログ的な役割を果たすサイトだ。

今の時点での画面を紹介する。

一覧ページ。お店の一覧が見れる。

詳細ページ。訪問記録が見れる。

まだコンテンツもページもほとんどないが、これから増やしていく予定。

以下のURLからアクセス可能。いまのところ独自ドメインはとっていない。

https://meshi-log.qlitre.workers.dev/

2025.10.04追記。

ドメインとりました。よしなに。https://meshi-log.info

タイトルで「サービス」と表現したものの、一般的にその単語から想像されるような、広くあまねくユーザーを募って…ということは一切やらない予定だ。

ただ自分が行った飯屋を記録する。果たしてこれを「サービス」と呼べるのかという疑問はあるものの、Googleで調べると「サービス」は以下のような定義であることがわかった。

1.個人(客・来訪者)や社会や家族に対する、奉仕的な活動、また、職務としての役務提供。

後半の「職務としての役務提供」には該当しないが、「奉仕的な活動」には十分該当しそうなので、安心をした。おそらく「サービス」と銘打っても齟齬はない。

作ろうと思ったきっかけ

上で飯屋の記録をしたいという欲望があったことを書いたが、その背景について考えていきたい。

Xでもログ的に行った飯屋の情報をポストしている。ただ、もう少し構造化された情報で管理をしたいという思いがあった。情報が構造化されていることのメリットは大きい。

例えば「友達と一緒にいて新宿周辺のうまいラーメン屋を写真つきで紹介したい」、「先月は何回外食をしたか」、「あのとき、なんでこの店に行ったのか」みたいなことを調べたり振り返ったりするのが簡単になる。

そして、コレクション的な楽しみもある。

自分はデータを登録して眺めるのが好きだ。そのため、飯屋のログを増やすのが楽しい→飯屋に行く→ログが増えて楽しい、という好循環がおそらくある。

なぜ自作か

プログラムを書く前に他の代替手段がないかは検討した。

例えば食べログで非公開リストを使って管理する方法もあるらしい。

身近な人でGoogle Mapで行ったお店を管理している人もいる。

ただ、食べログはやはり人とレビューを共有することに重きを置いているサービスなので、少しプライベートな用途で使うにはリッチすぎる印象がある。余計な情報、ノイズが入りすぎる。

Google Mapは実際に見せてもらって面白いと思った。位置情報が視覚化されると面白い。ただし、検討したところ訪問日記をつけるのが難しい。

Notionはどうだろうか?

これはかなりの有力候補だった。プライベートな目的であれば、Notionを使って写真と一緒に記録を残せばいい。だけど、プライベートな用途で使いつつも、SNSで共有したい場面は多い。その点を考えると、Notionはちょっと微妙だ。公開リンクを貼ればいいのかもしれないが、やはりNotionは閉じた世界で使うツールという印象が自分の中では強い。

ゆくゆくは一覧で見れるだけではなくて、検索機能、集計機能を強化したり、mapでいい感じに表示したりみたいなこともやってみたい。

こういうことを考えた結果、自作でなんとかする、という方針となった。

技術選定

これもけっこう悩んだ。悩んだが、このブログと同じmicroCMS x HonoX x Cloudflare Workersという構成にした。

microCMSはホビープランだと作成できるAPIが3個までという制限がこれまであった。ここがネックになることが多かったが、サービス改訂が入り5個まで作成できるようになった。

たぶん5個あれば十分だという結論になった。今回のサービスでは今のところ、「エリア」、「ジャンル」、「お店」、「訪問日記」という4つのAPIで回している。

これで上に書いてきたようなことは大体表現ができるはず。

もう一個作れるので、タグ機能をつけても面白いかもしれない、みたいなことは考えている。

当初、バックエンドもCloudflareにして、データはD1、写真はR2で管理したらどうか、ということも検討した。しかし訪問記録は画像記録と一緒にリッチエディタで投稿をしたい。このリッチエディタがネックで、自分の力量で自作するのは難しいという予感があった。

それと、画像が溜まってきた際に料金がどうなるかという懸念もあった。以上によりバックエンド部分はmicroCMS側に寄せるという結論に至った。

microCMSとCloudflare WorkersのHonoアプリケーションは相互補完が効いて個人開発者にとってはかなり良い構成だ。

microCMSはホビープランでもリッチエディタ入稿、カスタムフィールドが可能など、一通りの機能があり困ることは少ない。唯一Write APIが行えないことが難点か。ここでCloudflareが活きてくる。D1という個人開発用途レベルではほぼ無料で利用できるRDBがある。

例えば記事にコメントを付与する機能をつけたい、というニーズが将来的に出てきたとしても、コメント部分はD1で管理、みたいな応用が簡単にできる。ちょっとした検索用APIならD1と組み合わせて拡張もできそうだ。

mcpしたい

最後にCloudflareといえばhono/mcp。

突き詰めると自作WEBに決めたこと、技術選定、すべてがここに辿り着くのかもしれない。

ClaudeをiPhoneアプリから呼び出してmcpでうまい飯屋の情報を聞く、AIがデータを読み取ってうまい飯を教えてくれる、かなり楽しそうという予感しかない。ではでは。