2023年08月05日
今回は珍しく仕事のことを。今週の木曜日から金曜日にかけて大阪方面に出張をしてきたので、そのことを書きたい。
わざわざ新幹線代を払ってまでやるべき仕事があるから出張をしてきたのだけど、どうも有意義な仕事をしてきたという感じがあまりしない。一日における長い間、滞在先にいて、色んな人と話をしたり打合せをしてきたつもりではあるけれど、先ほど帰ってきたばかりにもかかわらず、そういった仕事の内容に関する部分は忘れてしまっている。
これだ、という原因は自分の中ではっきりしている。それは、「出張先で仕事をするにあたりノートPCを3台運ぶ」ということを行っていたせいだ。詳細は書くことができないが、確かにノートPCを3台運ぶこと自体は重要ではないものの、必要なことだった。なぜなら色んな人と話をしたり、打合せをするにあたり、そのノートPC 3台が必要不可欠なものだったからだ。ただ、ノートPC3台は結構重い。正確な重量は測ったことがないが、ネットで調べると平均的なノートPCは1.5kgから2.0kgほどあるらしい。それが3台あるので、単純計算で4kg~6kg弱あるということになる。
この4kg~6kgという重量がよくない。もしノートPCの重さが1台10kgあったら、3台で30kgになる。これは明らかに人力で運搬するには厳しい重さだ。何らかの輸送手段を図る、ということが必須になる、それが30kgという重量である。
だが、4-6kgという重量は何とか人間が頑張れば運べそうな重さに思える。そこに罠がある。例えば上司に相談をする場面を思い浮かべてみてほしい。「4-6kgか…コストをかけて発送しなくてもお前が運べばいいんじゃないのか?」というようなことを言われるんじゃないかと思う。反論の余地がないので、そのことを想像すると、気が重くなる。なぜならノートPC 3台の重さは4-6kg程度で、実際に運べる。上司が言うであろうことは完全に正しい。
だけど、この4-6kgという負荷は、結構身体に負荷がかかる。確かに運べないことはないが、ずっしりと疲れが溜まる。それの何がいけないかというと、経費をかけてわざわざ大阪までいって仕事をしてきたはずなのだが、重要なことは頭からすっぽり抜け落ちて、「PCを頑張って運んだ」ということしか頭に残っていない。PCを3台運んだことで何かを成し遂げたような気持になっている。そんな自分が誇らしいとすら思える。言うまでもなくそれは完全に間違っている。
何が言いたいかというと、こういう本質的ではない部分で変に頑張ってしまうと、それで仕事をした気になってしまうのが良くないんである。なるべく楽をするに越したことはない。週明けの出張報告をどうしようか、今のところPCを運んだ以外に書くべきことが見つからないでいる。