2025年05月06日
夕方5時を告げるチャイムが流れるのを部屋の中で聞いていた。物悲しい終わりを暗示するのかのような旋律、いつもは何も思わないが、今日は連休の最終日で、猛烈に今年もGWが終わろうとしているのだな、と考えていた。出不精な自分ではあるが、GWの時はいろいろなところへ出かけたいという気持ちが沸きおこる。おかげで今年もいろいろな活動ができた。ライフログをかねて振り返りたいと思う。
以下のような過ごし方をした。
それでは、主に写真と共に。
例年GWに帰省することが多い。妻の実家は岐阜県は美濃市にある。年末年始の時期に帰ることもあるが、盆地なので寒さが厳しい。夏は暑さも厳しい。5月前後の時期が気候的にちょうどいいという感じがする。明文化された決まりはないが、そういった事情からこの時期に帰ることが多いのではと思う。
まずは、新横浜駅からのぞみに乗り名古屋駅へ。
俺が名古屋に行くときは可能なら丸の内駅周辺の「肉うどん さんすけ」へ立ち寄るようにしている。
ラーメン二郎大宮店の店主だった方が名古屋で始めたうどん屋だ。
ラーメン二郎大宮店自体はいまはなくなってしまったが、実家が大宮から二駅の上尾にあり、学生の頃によく通っていた。
提供しているうどんのクオリティが高い。それと、見知った方が新天地で頑張っている姿をみて勇気づけられる、というのも訪れる理由の一つだ。
今回は大人のさんすけうどんを注文。うどんであるが、ルーツがラーメン二郎にあることが感じられる。うまくいえないが、魂のようなものが確実にこのうどんに宿っている。
にんにく・からめでトッピング。めちゃくちゃうまい。
以前はこのメニューはなかった気がする。試行錯誤を重ねているのだろうか、訪れるたびに新メニューができているのもうれしい。名古屋周辺に住んでいる方はぜひ訪れてほしい。
肉うどんさんすけで腹を満たしたあとはJR岐阜駅へ移動。
黄金の信長像がランドマーク。妻の実家は美濃市にある。近くに鉄道は通っておらず、岐阜駅から高速バスで30分ほど移動し、美濃インターで降りる。そこへ車で迎えに来てもらい、10分ほど走るとようやく到着する。田舎である。
夕ご飯は地元で採れた山菜の天ぷらと仕出し弁当。これがもてなしのスタイルらしい。
翌日は義母の車に乗せてもらい美濃市街へ。美濃は和紙の産地としてその昔に栄えた街だ。その伝統的な技術が今も受け継がれていることもあり、海外の方で美濃和紙を用いたアート作品の制作している方がいるらしい。ちょうどポーランドから万博に作品の展示をしている芸術家の方が訪れており、話を聞きに行こうという流れになった。義母は定年退職後に美濃市のPRをするボランティアに従事しており、英語も得意なため、こういう海外のアーティストとの橋渡しみたいなことを行うこともあるらしい。そのため、ポーランド人アーティストが滞在している情報が入ってきたのだろうか。
長良川の雄大な自然を眺めつつ市街へ向かう。
歴史的な建造物があるエリアを散策。
日本最古の近代吊り橋・美濃橋(国指定重要文化財)を歩く。川沿いにオートキャンプをしている人が集まっている。テントサウナを広げている人もいた。
美濃市街へ。
和紙とうだつの町と呼ばれる。
うだつについて引用をする。
「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、裕福な家しか「うだつ」を造ることができなかったため、庶民の願望から「うだつを上げる・うだつが上がらない」の言葉もできました。
美濃市は、江戸時代の商人の町で、この「うだつ」が多く残っています。
町並みには、江戸~明治時代にかけて造られた商家が軒を連ね、古いたたずまいを見せています。なかでも、国の重文指定になっている造り酒屋の小坂家住宅や市指定文化財の旧今井家住宅は庭や蔵などに往時の繁栄を今もとどめています。
「うだつ」があがっている屋敷。
「出世ができない。身分がぱっとしない。」という意味の「うだつが上がらない」ということわざが有名だが、まさに上記の引用の通り、富裕でないとうだつを作れないことから転じたとされている。
街並みを横目にアーティストの方が滞在して制作を行っている吉田工房へ。
ポーランドのアーティスト、@kamilmoskowczenkoさんに会う。万博の話を聞くなどする。
英語ができないのであまり内容はわからなかった。
次に作品を展示しているNIPPONIAへ。
NIPPONIAグループは歴史的建築を再生する宿泊ブランドで、美濃では町家を改装した「NIPPONIA 美濃 商家町」を展開。宿泊スペースに作品展示スペースが併設されている。
その後帰宅。
昼ごはんはビーフシチューとカレーのあいがけ。
その後は義父の畑仕事を手伝う。
新玉ねぎの収穫や土おこしなどを行った。畑たのしそう。
夕ご飯。旬のたけのこがおいしかった。
自宅に戻る日。午前中に時間があったので近所を散歩することにした。
隣の家の敷地でにわとりが放し飼いされている・・・と思ったら、そのまた別の家で放し飼いされているにわとりが隣の家に侵入してきているらしい。放し飼いにもほどがある。
少し高台に登って撮影した1枚。山林の燃えるような緑が美しい。
切り株がなんか良いと思った。
散歩から戻り名残惜しい気もあるが、昼前に実家を出発。
帰りは岐阜市街まで送ってもらった。前から食べたいと思っていた飛騨牛を食べることにした。
飛騨牛を提供する馬喰一代へ。
奮発して3600円のランチセットを頼む。
肉を焼いて・・・
ライスに乗っける。
さすがはブランド牛、どちゃくそうまかった。
3600円という価格はちょっとランチにしては高いという印象もある。ただ、その辺のあまりおいしくない居酒屋で適当に飲み食いしているだけで、すぐに5000円くらいかかってしまって、酔っ払ったものの、どこか虚しいという感覚を覚えることもある。比較すると圧倒的に満足感が高い。ちょっと高いランチにお金を使うのは全然あり、という気がした。
その後、電車に乗るまで多少時間があったので、シャッター街で有名な柳ヶ瀬へ。
GWとはいえ平日だからだろうか、人が少なかった。
おしやれの店。
柳ヶ瀬ブルース発祥の地へ。
帰りはひかりに乗って帰宅。
義実家で散々飲み食いしたので午前中はダウンしていた。
午後になり下北沢へ移動し、古書ビビビとツタヤで書籍を購入。
安野貴博さんの新刊と古書ビビビで古本を購入。あと前野健太さんの「営業中」を一緒に買った。
帰り道に籠屋グループが運営する和泉多摩川のクラフトビールスタンドへ。
よくいく経堂の後藤醸造などと同様に、こちらも農大出身の方が立ち上げたブランドらしい。5/24-5/25は農大でビアフェスを行うらしい。ちょっと気になっている。
主に仕事。5/1はメーデーに参加して横浜みなとみらいを練り歩いていた。
出発するまでは5時間くらいひたすらプログラミングやってた。1000行以上書いてた。
ライブの個別エントリは以下に。
ライブ感想 柴田聡子 x kanekoayano ありがとう Vol.2
日記に書いていなかったが、帰り際に代々木上原の桉田餃子パワー店へ立ち寄る。
健康に良いものを食べた!という満足感があった。
水餃子。
古代米酒。米の酒なのだけどフルーティでワインのような味わい。
ラゲーライス。うまい。
天気がよかったので洗車をして、午後から鎌倉方面へドライブをした。これといった目的は特になかったが、昨年も訪れたマーロウプリンへ。
ロゴがめちゃくちゃかっこいい。
ブルーバージョン。
今回はかぼちゃプリンを持ち帰りで購入。
つぶやいてたらマーロウプリンの本店で提供しているカニスパゲティがめちゃうまという情報を教えてもらった。プリン店のカニスパゲティがうまいの謎、気になる。調べたら、カニスパ祭りを昨年おこなっていたらしい。今年もあるのだろうか。
プリンを購入した後はせっかく近くにきているので、ということで鎌倉長谷のwoof curryへ立ち寄ることにした。
woof curryはその名の通りカレー屋であるものの、NEWFOLKの山二つが年末にライブイベントを行なっており、自分も二年間連続で訪れている。昨年末は足を負傷したこともあり、松葉杖をついての訪問となった。階段をうまく登れないで困っていたところ店の方にサポートしていただき、無事にライブを楽しむことができた。そのお礼を改めてしたいと思っていたこともあり、訪れることにしたのである。
当時の様子は以下のエントリに詳しい。
GW真っ最中の夕方どきで混雑していたが、タイミングよく待ち時間なしで座ることができた。
店主の方に「昨年末はありがとうございました」と伝えると共に、山二つがそろそろ新譜の公開を控えており、楽しみですよね、というような話もできた。非常に忙しい中に話をしていただいのがありがたかった。
カレーはエビカレーを注文。
イベントでミニカレーを食べたことはあったが、正規メニューを食べるのは初めてだった。
食欲をそそる刺激的なスパイスカレーとクリーミーなソース、軽くフライされたエビが渾然一体となった逸品だ、写真ですでにうまさが伝わるかと思うが、実際にめちゃくちゃうまい。夢中でかっこんでしまい気づいた時には完食をしていた。じんわりと気持ちの良い汗をかいていた。スパイスの余韻が口に残っている。そこに流し込む水がおいしい。自分がこれまで食べたカレーの中でも1、2位を争う味だと感じた。また訪れたい。
午前中はObisidianやCursorをインストールして設定をいろいろしてた。このあたりは個別で触れたい。
午後からは吉祥寺に行って買い物。以前にダイニングテーブルと食器棚でお世話になったMOMO NATURAL へ。モモナチュラルは、シンプルで温かみのあるデザインが特徴の家具ブランドだ。ちなみに岡山発祥。
今回はソファを購入する目的で訪問。さいきん家具の配置をシミュレートできるアプリがあるので、出来上がりのイメージがしやすい。以前に作ってもらったデータが残っていた。これがあるから、再びMOMO NATURALで購入したいと思ったというのもある。なにしろデータを作るのは多少時間がかかったこともあり、他のブランドでまた説明をするのが面倒なため。
書いてみて、そのデータがMOMO NATURALでしか利用できないというのは、まさにベンダーロックインみたいな状況が起きているな、互換性とかはあるのかな、と気になった。
あと多少出費がかさむけど、こういう設備的なものは早めに揃えていった方がいいかな、というふうに考えている。
物価は上がり続けているし、やはり新しいものを使うとQOLの向上が見込めるので、早く買えば買うほど心地の良い時間を享受できる。
いまのところはテレビ、テレビ台、オーブンレンジ、ラグなどを購入したい。
目的としていた家具購入が終わったので、西永福JAMで行っていたインディバンドフェスへ。
やすえデンジャラスおじさんとコールスローとゲスバンドの3組を見る。終盤の3組なこともあり、熟練の腕をどのバンドからも感じた。
コールスロー。脱いでる人が増えてきた。
トリのゲスバンド。やっぱり脱いでる人が多い。ちなみに自分もこのあとめちゃくちゃ脱いだ。
ゲスバンドは何回かみてるんだけど、高野メルドーさん(元SuiseiNoboAz)のギタープレイが異次元すぎるんだよな・・・。またみたい。
午前中はけっこう寝てた。午後からiOS開発の本をちょっと進めて、ひと段落したところで日記を書き始める。長かった。
以上、今年のGWの振り返りだった。飲んで食って踊って・・・と充実したGWだった。ではでは。