きょう、柴田聡子さんのぼちぼち銀河のRemixがデジタル配信された。

【柴田聡子コメント】

岡田拓郎さんが最高のRemixを作ってくれました！すごく緻密に作り込まれている細部が、熱くて大きい全体のグルーヴを練り出していて、それが本当に気持ちがいいです。ドライめに作られたボーカルが私にとっては新鮮で、歌詞とメロディーが他の音と作用し合って曲の一部としてぐいぐい機能していくのも嬉しかったです。ところどころに出てくる揺れるような表現に、遠く離れて通信が切れていくような物語を感じたりと、細部と全体を行き来してずっと楽しいアレンジだなと感じました。念じ続けている内に出来て、自分でも分からないことの多かった「ぼちぼち銀河」という曲に、こんなに格好いいもう一つのかたちを見つけて下さった岡田さんに感謝ばかりです。絶対に聴いて下さい！

「Release｜ぼちぼち銀河 – Takuro Okada Remix [Digital Only] 2022.07.20」

デジタル配信というのは便利なもので、CDを買ったり、借りたりしないですぐに聴ける。

ましてや、時間もそんなに気にすることがなくて、昨日の日付が変わった瞬間に配信がされていた。

アルバムタイトルが「ぼちぼち銀河」だったので、てっきり、まるまるRemixされたのかと思っていた。

ジャケットもアルバムの色違いだったというのもある。今回は同タイトルの曲「ぼちぼち銀河」のみのRemixとなる。

このリリースについては柴田聡子さん本人のツイートで知った。

最高ということを表すのに語彙力がないせいか、自分は「超ヤバい」というような表現しか持ち合わせていなかった。

そのせいか、この爆裂最高という言葉には妙にはっとさせられたというか、頭の中に残るものがある。

【爆裂】

《名・ス自》

爆発の作用で物体が片々に裂けて飛び散ること。

最高というものは完成された、ソリッドな状態を指して使われることが多いと思うのだが、そこに飛び散る爆裂という表現が加わってよくわからない事態になっている。最高が爆裂しているのか、爆裂に最高なのか、いずれにせよ、「超ヤバい」よりはエネルギッシュで猛烈な気がする。

この爆裂という言葉には可能性を感じていて、例えば、取引先にメールを送るときなんかに使えるかもしれない。

「平素より格別のご高配を賜り爆裂お礼を申し上げます」

通常は「厚く」お礼を申し上げるのだが、こちらの方が前向きにお礼を申し上げている気持ちが伝わるのではないだろうか。

あるいは簡潔に気持ちを伝えたいときはこうしても良い。

「爆裂お世話になります」

ありきたりな定型文を使うよりインパクトがあることは間違いない、「爆裂」語法は様々な場面に応用が効きそうだ。

話をRemixに戻して、「ぼちぼち銀河」の原曲は歌い出しの入りがとてもかっこいい曲だと思ってたのだけど、ここを最高にかっこよくアレンジしている。ベースラインの目立たせ方と抑制された歌声のかけ合いが超クールだ。

正直にいって柴田聡子さんの曲であまりベースに注目したことはなく、こういう聴かせ方があるのか、と驚いた。

あぁ確かにこれは爆裂最高という表現がしっくりくるな、と思う。