2022年12月11日
この週末は音泉温楽2022・冬に参加をしてきたのでその感想について書いていく。
音楽温泉は株式会社湯会が主催している宿泊型のイベントだ。開催地は長野・渋温泉エリアの『金具屋』。
貸し切り状態にしたツーデイズの開催。
写真をけっこう撮ったので、適宜イメージを挟みつつ振り返りを行う。
移動については電車を採用。
まずは東京から新幹線で長野駅まで。その後は長野電鉄長野線というローカル線に乗り換えて、最寄りの湯田中駅まで行く。
併せて3時間くらいの旅程だっただろうか。
湯田中駅ホーム内。この辺りは標高が600Mほどあり、空気が明らかに冷たい。
駅舎の様子。
駅周辺。
音楽温泉が開催される金具屋はここから2km弱離れている渋温泉エリアにある。
タクシーで移動をした。
今回のライブの楽しみの一つがこの金具屋というロケーション。
長野県の渋温泉にある温泉宿、金具屋です。
大正時代の民主化運動と古来の伝統技術が相まって日本文化が花開いた昭和初期。金具屋は当時の建築と温泉文化をそのままに残しております。ひとときの時間旅行をお楽しみください。
只今、日本は大変な国難にあります。昔から温泉場は人々の心身を整える療養や遊興のためにありました。金具屋には太平洋戦争の最中には疎開で、戦後には療養で多くの方が訪れていたという歴史があります。現在、病気ではなくても、疲労や不安から多くの方が体調を悪くされています。このようなときにこそ、本物の温泉場の出番です。温泉宿の本来の目的、「人間の機能をとりもどす療養の為に」お越しいただければと思います。
外観や内装と言った見た目の部分に加えて、歩き回っていると、五感で時間の重みを感じることができる。
急こう配な階段、歩くとみしみしと音が鳴る床だったり、開け閉めに異様にてこずる部屋の錠前。
紹介文の時間旅行
という表現が言い得て妙で、確かにタイムスリップしたような気持になる。
今回のイベントの垂れ幕
外観。
ライブ会場飛天の間
に続く廊下。
狭い廊下。
ここから観たアーティストの感想をまとめていく。
セットリストはさいきんの曲が中心だった。ほぼ、ぼちぼち銀河
とがんばれ!メロディー
からの選出。
涙
→サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト
とクリスマスソングが連続したのがとてもうれしい。
曲単体では後悔
のギターでカッティングを利かしていたのがとてもかっこいい。これは音源化してほしい。
今回はワイチャイ
収録メンバーでのバンドセットでの出演。
実はバンドセットでライブを観るのは初めてだった。
弾き語りではやらなかった、マシッソヨ・サムゲタンの転調する箇所が、かっこいい。
今回の前野健太もサービス精神が旺盛だったというか、客を楽しませるのが凄くうまい。
リクエストに応じて「温泉」と「かまぼこ」というキーワードで即興演奏をする、これがその場で作った曲なのに、かなり良い曲だったのに驚いた。
一日目のトリ。
ライブをちゃんと観るのは初めてで、MCで気さくにしゃべっていたことに少しびっくり。
もっとクールな感じの人なんじゃないかと思っていたので。
ライブの様子。温泉音楽自体はスタンディング禁止のイベントなので、お座敷Discoスタイルで聴く。
「音楽をかけながら客席を消毒して回る」という謎のパフォーマンス。盛り上がる。
ところどころでポージングもしてくれる。ルックスもかっこいい。
大団円。
ここから二日目。
ジャンルはアンビエント。
朝から温泉に入って、ビール飲んでたし、気持ちがよくなって寝てしまう。
イベントの大トリ。
たたずまいがクールだったな。
ベステンダンクという曲がとても印象に残った。
というわけで初の音楽温泉だった。
宿泊施設一体型のイベントということもあって、温泉に入れるし、ご飯もゆっくり食べられるし、お酒も後のことを気にせず飲めるし、ライブも聴けるし、まぁ疲れたら部屋で寝ててもいいと、とゆるーく楽しめる。つまり、何かに必死にならなくても、とにかく良い時間が過ごせてしまうというたまらんイベント。
人数も200人程度と絞っているので、ところどころで渋滞が起きないのがすばらしい。またタイミングがあえばぜひ行きたいと思った。ではでは。