2025年03月30日
これまでは桜は美しいとは思うものの、花見は人が集まって酒を飲むための口実に過ぎないという感じがしていた。そのため、会合があれば出向くけれど、わざわざ桜を見にいったというような記憶は意外と少ない。ここ数年でその感覚が変容してきていて、花見の会合がなくても、この時期はなるべく桜を見ようと思うようになった。
自分は4月生まれで、来週に36歳になる。人生も折り返しに差し掛かっている頃だ。おそらくそういう年齢が影響している。1年のうちの一定の期間だけ花を咲かせる桜。死ぬまでに何回シーズンを迎えられるか分からないが、もう50回もないかもしれない。だからなるべく見ておきたい。そういうことを考えるようになった。
というわけで、今日は横浜は黄金町周辺、大岡川のエリアへ足を運んできた。
実はこのあたりには2013年から2017年まで近隣に住んでいた。その関係でちょっと土地勘がある。大岡川は京急線に沿うような形で横浜港に注ぐ河川で、桜の木が立ち並び、この時期になると多くの人で賑わっている。黄金町駅周辺では出店も多く出ており、ちょっとしたお祭りみたいな雰囲気も味わえる。例のごとく一眼レフを持って行った。写真を中心に振り返りを。
川崎の自宅から車を走らせ、南区合同庁舎の駐車場へ着いたのが14:00頃。
合同庁舎自体は土日は当然クローズしているが、駐車場は利用できる。スペースは132台と十分な数があり、料金も土日祝日最大800円と財布に優しい。このエリアに来るときにはよく利用している。
https://www.city.yokohama.lg.jp/minami/madoguchi-shisetsu/kuyakusho/annai/access-parking.html
駐車場を出ると、すぐに横浜橋商店街の入り口が見える。そしてまさに入り口周辺で店を構える酔来軒で昼食をとることにした。
店名を関する酔来丼が名物メニュー。かつてこの辺りで一人暮らしをしていた頃は毎週のように通っていた至高の町中華だ。
ピークタイムでは多くの人が並んでいるが、少し遅い時間の到着だったため、15分ほど待つのみで店内に入ることができた。
元々はご兄弟で運営をされていたが、諸般の事情で現在はお兄さんのみでメイン・オペレーション。それと、お母様らしき方がサポートに入っており、当分の間は酔来丼に限定した提供となっている。
その他、ピークタイム以外ではしいたけシュウマイも注文可能らしい。
ピークタイムは過ぎていたので、酔来丼の小ワンタンセットとしいたけシュウマイを注文する。
酔来丼は何度か紹介しているが非常にシンプルなメニューだ。白米にチャーシュー、半熟の目玉焼き、ネギ、めんま、もやしなどが盛り付けられたどんぶり。ラーメンの具がそのまま白米に乗っかっているイメージだ。
これに特製のカラシ入りのタレを入れてかき混ぜて食べる。
一見してなんの変哲もないメニューに思えるかもしれないが、白米とタレと具材が渾然一体となりどちゃくそうまい。
セットの小ワンタンも良い。酔来丼と交互に食べるとその相性の良さにいつも驚く。
サイドメニューのしいたけシュウマイ。底部にしいたけがごろっと入っており食べ応えが抜群だ。
価格もかなり安く自分の中では間違いなく最高の町中華だ。
ワンオペの行方が気になるので定期的に通いたい。
その後は散策。
まずは横浜橋商店街を抜ける。
海外の食材を扱ってる店が増えたなーと思った。ドリアンとは。
そのあとは昔よく通っていた映画館、ジャックアンドベティを通りかかる。
大岡川沿いに出て、桜を見る。
まだ6〜7分くらいかな?満開ではなかったが、川沿いの桜並木が圧倒的にうつくしい。
黄金町方面に歩くと出店で賑わっている。
ストリートライブもやってた。これぞ「ハマ」って感じがして良い。
その後は休憩をするため喫茶店TAKEYAへ。
30年以上この地で営業しているSoul Musicが聴ける渋い喫茶店だ。
ナポリタンが名物だが、本日は提供していないとのこと。
とはいえ腹は満たされていたので、そもそも食べられる状況ではなかったが。
ホットコーヒーを注文する。
かなりマイルドな味わい。店内では静かな音でソウルミュージックが流れている。
タイムスリップしたかのような、歴史を感じる店内の風景。ここだけ時が止まっているように思えて、さっきまでの賑わいが嘘だったかのように静かな時間が流れていた。薄暗い店内で音楽を聴きながらひたすらぼーっとしていた。こういう時間の使い方ができる場所も今ではあまり残されていないように思える。貴重だ。
コーヒーを飲み終えた頃には夕方になってきたので、外に出てまた桜を見る。
こんどは露出を気持ち高めにして撮影してみる。
最後にパラダイス会館でブラジルソーセージをテイクアウトして帰路へ。
今年も春らしい行いができてよかった。ことあるごとに季節を感じていきたいと思うようになっている。ではでは。