2023年11月03日
今日は久しぶりのライブ感想!昨日にカネコアヤノ/前野健太 LIQUIDROOM 19th Anniversaryに行ってきたので、そのことについて書きたい。
そういえばしばらくライブ感想ブログを書いていなかった。
過去エントリをたどってみると、最後に書いたのが、2022/12/11の音楽温泉に参加したときだった。
https://www.qlitre-dialy.ink/post/thoughts-onsen-ongaku-2022
その間に全くライブに行っていなかったというわけではなくて、ちょこちょこ参加している。
つい最近だとサマソニにも行ったし、柴田聡子x家主の対バンに行ったりした。
ただ、記録をしていないので、どのライブをみたのか記憶が曖昧でいる。
そう、記憶は曖昧になっていくのである。人生とは曖昧な記憶の連続であるとすら言えるかもしれない。
これは悪いことばかりではなくて、記憶が曖昧になるから、辛いことがあっても前を向くことができる効果もある。
というようなことを考えて書きなぐってはみたけれど、良い思い出は後から振り返りたいよなぁという思いもある。
そのため、これからなるべくライブ記事は書いていこうかなぁ、という心境になっている。
前置きが長くなった。これからが当日の記録である。
会場は恵比寿はLIQUIDROOM、開演は19:00であった。仕事終わりでも間に合う時間である。だが、有給を取って臨むことにした。
早めに家を出て、まずは道中にある祐天寺は「もつ焼きばん」へ。
祐天寺駅前の住宅街を抜けると大通り沿いに突如現れる名店。学生の頃から通ってるが、「住宅街を抜けると突如現れる」という異世界感がグッド。ちょっと川端康成の雪国の冒頭っぽい趣がある。
カウンター席について、軽めにマカロニサラダ、モツ煮、エリンギの天ぷらなどを頼む。
飲み物は瓶ビール(大)とレモンサワー。レモンが2個ついてくるので、ナカを頼んで二回戦できる。
隣に座っていた常連の人に生姜おろしをレモンサワーに入れると、美味しくなるという情報を教えてもらった。
生姜おろしをサワーに入れるウル技を常連の人に教えてもらった pic.twitter.com/ICZgx1ewLf
— QLITRE (@kuri_tter) November 1, 2023
ジンジャーレモンサワーにグレードアップしておいしい。これをやると風邪をひかないらしい。
結構飲み食いしたが2,200円ほど。安い。さく飲みだったので、じっくり飲む会もやりたい。誰か誘ってくれ。
その後はふらつきながら歩いて恵比寿リキッドルームへ。祐天寺からでも30分ほど歩けば着いてしまう。
大体ついたのが18:00くらいだったか。ちょっと開演まで時間があったので、リキードルーム近くの「ナナホシ」へ。
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13256055/
ここはあまり詳しくないけど19:00までハッピーアワーがあり、安く酒が飲める。
ゆずはちみつサワーと2品料理を頼んで1,100円くらい。
結構出来上がった状態で会場入り。外国の人が結構会場にいるなーと思った。
海外にもカネコアヤノや前野健太のファンがいるのか。会場内でもドリンクを飲む。この辺で既に酩酊していた。
対バンではどっちが先にやるのか問題、というのがあるけど、今回はなんと二人同時にステージに登場。
交互に3曲ずつ弾き語りする、という進行だった、これは面白い!
一人のアーティストの曲を聴き続けると集中が切れる場面はやっぱりある。
この方法だと、こまめに歌い手が変わるので、集中が切れづらい。
前野健太もカネコアヤノも声がでかい部類のシンガーソングライターだ。
声がでかいというのは比喩的な意味もあるけれど、ここでは物理的な声の大きさを指す。声量があるといってもいいかもしれない。だが、自分は「声がでかい」という表現が好きで使っている。
カネコアヤノの凄い点は、まさにこの「声のでかさ」にあると思っている。
もう少しいうと、カネコアヤノは身体が小さいけど「声がでかい」のが凄いんである。恐らく身体がでかくて声がでかい人はそれなりにいるだろうが、あの身体の小ささ、そしてあのルックスで声がでかい、というのが余計に声をでかく感じさせるものがある。
ここから少し余談になるが、俺はこれを「奈良の大仏理論」と呼んでいる。
例えば牛久の大仏は高さ120mあり、それに対して奈良の大仏は高さ15mである。物理的には牛久の大仏の方が圧倒的に大きい。
だが、我々はどちらかというと牛久の大仏よりも奈良の大仏を見た時の方が「うわ、でかいなぁ!」と感じるのではないだろうか。それはなぜかというと、奈良の大仏は東大寺という建物の中に収まっているからである。相対した際の「ちくしょう…建物の中にこんなでかいものを作りやがって…」という気持ち、その不可解さに畏敬の念を覚えずにはいられないのである。カネコアヤノの声のでかさに畏敬の念を覚えるのはこれと同じ理屈だ。つまり「ちくしょう…あんな小さい身体からこんなにでかい声が…」である。
もちろん前野健太も声が良く通る。恐らく声量も同じくらいだろう。ただ、どっちの声がでかく感じるか、という点に関しては、この「奈良の大仏理論」が働き、どうしてもカネコアヤノの方に軍配が上がってしまう。
この辺りの声のデカさについては前野健太もMCで触れていたのが良かった。
「カネコさんは…その曲とかどうやって作ってるんですか、歌ってる?えーと、曲作ってる時もそのでかい声だして歌ってるんですか?」
個人的に今回のライブで最高の場面だった。
酒を飲みすぎて会場でずっこけてしまって周りの人に迷惑をかけてしまった。
飲むと歩行がふらつくようになってきたので、危ないなーと思った。
かなりのグッドな組み合わせ、ツーマン史上最高もありうる。
11月はあと2回ライブに行く予定があるので、また更新をしたい。ではでは。