2022年07月16日
ブログを自作しているので、ブログについて考えることは多い方だと思う。
今回はタイトルにある通り、「月別アーカイブ機能は必要かどうか」ということを考えていきたい。必要かどうか考えたいと書いたが、「必要だろうか?」と疑問を投げかけた時に、発した人の答えは大体において「必要ない」という方向に振れている。つまり、自分はブログの月別アーカイブ機能は必要ないんじゃないかと考えていて、今日はそのことについて考えていく、ということになる。
まずは前提となる機能の認識を合わせておく。
ブログの月別アーカイブ機能について以下のようなものだとしよう。
概ねこのようなもので認識はずれていないと思う。
ここから、読む側、運営する側という視点で考えていきたい。
まず、読む側だが、ブログの月別アーカイブが見れることによって何を得ることができるだろうか。
答えは簡単で、上述の前提の通り、「月別に投稿された記事数」、さらに「月別にどんな投稿がされているか」という情報を得ることができる。
書いていて馬鹿みたいだが、どうしてもそういう答えになる。
では、その情報を知ることのメリット何だろうと考えていったときに、例えば以下のようなブログをチェックしている場合、多少のメリットはあるかもしれない
「年間を通して、4~6月はいまいちな記事が多いけど、7月~8月はなんか面白い記事が投稿されている傾向のあるブログ」
もしこういうブログがあったとしたら、月別アーカイブ機能を使うことで、7月~8月に投稿された記事を拾っていけば面白い記事に当たる可能性が高くなる。さらに4~6月の記事はいまいちなものが多いので、そもそも読まなくていい、そういう判断も下せる、というのはある。
「1月~3月は運営している人の本業が繁忙期のため、更新頻度が少なく、且つそれが明言されているブログ」
こういう場合、月別アーカイブ機能がないと本当なのだろうか、と不安になるかもしれない。アーカイブ機能があることで、繁忙期の更新頻度が少ないことがすぐわかる、というのはある。
考えつく例として2つあげたが、少なくとも自分がチェックしているブログにはそういうものはない。その中に月別アーカイブ機能があるものもあったかもしれない。だが、月別アーカイブ機能は気にしたことがない。
なので、読む側として全くメリットを感じたことがない、ということになる。
次に運営する側の視点から考える。
読む側の視点と対比させるようにして、月別アーカイブ機能を実装することでどのようなメリットがあるだろう。
状況次第では一種のモチベーションにはつながる、というのはあるかもしれない。
例えば毎月20件投稿する、ということをブログ運営の一つの指針や目標としていたならば、月別アーカイブ機能の表示数を見ることで、達成率というものが分かってくる。
ノルマを達成したら当然うれしいだろうし、達成できなかったらとしたら原因を考察して来月はもっと更新しようというような前向きな気持ちが生まれるかもしれない。
でも、記事数を一つの目標としている場合、月別の数字だけで、満足ができるだろうか。
例えば年間を通して達成できたか、ということも気になると思う。
それを確認するためには、月別の表示数を足したり、平均を算出したり、という作業が発生する。
あるいはもっと細かく見たいとなると、週別だとどうなのか、ということも気になるかもしれない。考えるだけで面倒な作業で、やがて「なんで年別、週別アーカイブ機能がないんだ。」と不満が生まれるかもしれない。
こう考えていくと、記事数を指針や目標にすることがそもそもの出発点として間違っているのではないかと思う。
運営する側の目線に立つと、月別アーカイブ機能は記事数以上の情報を与えてくれない。記事数をモチベーションにしてしまうと、どうしても面倒な作業が発生する。面倒なので、そんな作業は普通だとやらなくなってしまうし、不満も溜まる、そうすると当初に立てた目標は形骸化されて次第に「どうでもいいや」という気持ちになる。結果としてブログを続けるモチベーションが保てなくなるだろう。
(月別に投稿したタイトルを確認できる情報も得られるが、ここにも必要性を感じたことがない。)
運営する側の目線に立っても良いことはあまりないように思えるわけだ。
結論として読む側、運営する側のどちらの目線から見ても、ブログに月別アーカイブ機能は必要ないんじゃないかと思ったわけだ。
そもそも、なんでこういうことを考えたかというと、ブログを自作するにあたり、月別アーカイブ機能をつけるかどうか検討したことがあったからだ。
実装する場合を考えると、けっこう面倒そう、ということが分かる。
こうして整理してみると、やってやれないことはないとは思う。
ただし、書いてきた通り自分には全くメリットが感じられないので今後も実装することはないだろう。