2025年04月17日
そういえばgooブログがサービス終了をするらしい。
goo blogサービス終了のお知らせ
この度、2025年11月18日をもちまして、
goo blogはサービスを終了することとなりました。これまで私たちは、「みんなの好きを応援する」ことを大切に、みなさまの想いが世界中に届き、読者の心を動かし、共感を呼ぶ──そんな場を目指して運営を続けてまいりましたが、この度サービス終了というお知らせをすることとなり、心よりお詫び申し上げます。
2004年3月のサービス開始から21年にわたり、ご愛用いただき誠にありがとうございました。
https://blog.goo.ne.jp/info/close.html
close.html
というエンドポイントが物悲しさを漂わせている。
久しぶりにログインをしてみる。大学生だった2010年の頃からgooブログで日記を書いていた。
最後のエントリを書いたのが2017年だったので、約7年間gooブログを続けていた。約100件くらいの記事があった。あまり多筆とはいえないかもしれないが、20代の頃は割と仕事が忙しかった。そのことを思うと可処分時間のうち、結構な割合をブログを書くことに費やしていたのかもしれない。
やめたきっかけはなんだったのだろうか。ちょうどプログラミングを始めたのが2017年頃だった。あまり覚えていないが、おそらくはその辺りを契機としてブログを自作する方向に舵を取り直したのだと思う。
サービス終了に伴い一応引っ越しサービスみたいなものはあるらしく先ほど申し込んだ。
ただし全部のデータを移行することは考えていない。とはいえ、いくつか読み返すと懐かしい思いがすることだし、我ながら結構いいこと書いてるんじゃないか、という話も多い気がする。
というわけでたまにサルベージしてこの日記サイトで公開をしていこうと思う。
以下はかなり初期、具体的にはgooブログを開設してから2番目に書かれたエントリ。2010/10/20に書かれた。
確か大学の飲み会の後で締めのラーメンかなんか食った後に駅に向かって歩いている時の話だったと思う。
大学の近くのラーメン屋を出たときに先輩がこう切り出してきた。
「おれ、駅についたらトイレに行くから、よろしくね」
言われてすぐの時は、急に何を言い出すんだこの人は、トイレくらいわざわざ事前に断らなくても行きたい時に行けばいいじゃないか、と思っていたが、考えてみるとなるほど、この一言の意味はなかなか大きいと思った。
確かに駅についてこれから電車に乗って帰るぞ、というときにトイレに行くのは何となく決まりの悪い思いをすることが多い。
電車がしばらくこない場合なら問題はないが、ものの一分か二分かしないうちに電車が来る場合、しかもその電車が急行列車の場合だとなおさら、トイレに行っている間に電車を逃してしまうと、家に着く時間が大幅に遅れることもある。
一人でいるときですら、たかがトイレのために帰る時間が遅れるのを気にするのに、これに同行しているものがいた場合の申し訳なさといったらその比ではない。あんまり申し訳ないから、とりあえず乗り換え駅までトイレに行くのを我慢をした、という経験がある人も多いのではないかと思う。
そこでこの「予め同行している人に駅でトイレに行くことを告げて了承を取っておく」だ。
このやり取りを事前にするだけで、待っているものも、先に約束している手前、ある程度覚悟というものが出来上がっているから気持ちよく送ることができる。トイレに行くものも先に言って了承を取っておけば申し訳なさから無理して我慢する必要はないだろうし、幾分時間を気にせずゆったりとした気持ちで事を済ませられるのではないだろうか。
今度機会があったら自分も真似してみようと思う。
しかし。いくら事前に約束をしていたからといっても、結局は電車を逃してしまうことは事実としてあるだろう。恐らく気持ち的には逃したことによるわだかまりはあまり生まれないと思うが、やはり家に着く時間は遅れることは遅れているのであり、その問題は依然として立ちはだかっている。
そこでトイレに行きたいものが先に駅に行って事を済ませる、というのはどうだ。
たとえば今日の場合だったら先輩がラーメン屋を出たあとに「ごめん、先に駅に行って待ってる」とだけ言って急に走り出す。
僕が何が起こったのかわからないまま駅の改札に着くとそこで先輩が待っている。
先ほどの焦っている顔に比べて、先輩の顔に余裕の色が浮かんでいることに気付いた僕がこう尋ねる。
「もしかして…してきたんですか?」
「あぁ、してきた」
「…ちょうど電車が来てますね」
「そうだな、帰るか」
こういうのもなかなかスマートなんじゃないかと思う。これも機会があったら試してみたい。